挨拶

2020年度 日本学術会議・日本薬学会主催シンポジウム「創薬を加速させる革新的な細胞・臓器・個体モデル」を開催いたします。
再生医療などにも関わる組織・臓器を人工的に作り出す技術の進展により、薬剤スクリーニングにも応用可能な革新的なモデル系が次々に開発されてきています。ヒト個体や臓器を模したこれらアッセイ系は、創薬過程における対象疾患の選定や有効性・安全性の検証へと応用されることで、新薬の開発コスト削減や開発期間圧縮に大きな貢献を果たしており、特に、創薬過程において問題となっている臨床開発後期段階でのドロップアウト率を減らすものと期待されています。そこで今回のシンポジウムでは、従来の創薬を根本的に変える可能性のある革新的な細胞・臓器・個体モデルについて、その有用性や将来展望を議論すべく準備を進めております。

なお、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、オンラインでのライブ配信のみにて開催いたします。
是非ご参加いただけますようお願いいたします。

2020年度 日本学術会議・日本薬学会主催シンポジウム
「創薬を加速させる革新的な細胞・臓器・個体モデル」
実行委員長 藤田 直也
公益財団法人 がん研究会
がん化学療法センター

開催概要

名称 2020年度 日本学術会議・日本薬学会主催シンポジウム
『創薬を加速させる革新的な細胞・臓器・個体モデル』
日時 2021年1月18日(月)午後1時〜5時
会場 日本薬学会 長井記念ホール
※現地会場での参加ご希望の場合は事前登録不要です。

新型コロナウイルスの感染拡大が続いているため、開催方式を完全オンライン形式へと変更しました。事前登録をお願いいたします。
ライブ配信 Zoomウェビナーを用いたライブ配信のみにて開催致します。
視聴ご希望の場合は、下記の参加登録フォームから登録をお願いします。
登録方法 【ライブ配信視聴】
1. HPより参加登録をする。
2. 参加登録締切日から一週間以内に、事務局よりウェビナー事前登録用のURLを送信
3. ウェビナーへの事前登録
4. 事務局よりライブ配信についての詳細を送信
※上記の方法がとれない方は事務局にご相談下さい。
ライブ配信
参加登録
締め切りました。
登録締切:2021年1月12日(火)
実行委員長 藤田 直也
日本学術会議 薬学委員会 生物系薬学分科会
公益財団法人がん研究会 がん化学療法センター
参加費 無料
ポスター PDF(1.8MB)
事務局 〒135-8550 東京都江東区有明3-8-31
(公財)がん研究会がん化学療法センター
担当:三原
TEL:03-3570-0661 FAX:03-3570-0484 E-mail: ritsuko.mihara@jfcr.or.jp
主催 日本学術会議 薬学委員会 生物系薬学分科会
日本薬学会
後援 日本生命科学アカデミー、公益財団法人がん研究会

プログラム

13:00-13:15 開会挨拶
土井 健史 日本学術会議 薬学委員会 生物系薬学分科会、大阪大学大学院薬学研究科
嶋田 一夫 理化学研究所生命機能科学研究センター
遠藤 玉夫 日本学術会議 第二部会員、東京都健康長寿医療センター研究所
高倉 喜信 日本薬学会 会頭、京都大学大学院薬学研究科

座長 堅田 利明武蔵野大学薬学部

13:15-13:50 Organ/Body on a Chipを用いた病態モデル開発
亀井 謙一郎
京都大学高等研究院 物質-細胞統合システム拠点
13:50-14:25 微小血管の Organ on a chipによるフェノタイプ解析と治療標的探索
松永 行子
東京大学生産技術研究所 機械・生体系部門
14:25-15:00 マウスおよび患者由来のがんオルガノイドモデル確立と創薬への応用
筆宝 義隆
千葉県がんセンター研究所 発がん制御研究部

15:00-15:10 休憩


座長 笠原 忠自治医科大学医学部

15:10-15:45 再発がん患者検体と初代培養がん細胞を用いた薬剤耐性機構と耐性克服法の探索
片山 量平
(公財)がん研究会がん化学療法センター 基礎研究部
15:45-16:20 疾患特異的iPS細胞を用いた難治性疾患の病態解析と治療法開発
齋藤 潤 
京都大学iPS細胞研究所 疾患再現研究分野
16:20-16:55 ヒトiPS細胞技術を活用した新たな薬理試験法の開発
諫田 泰成
国立医薬品食品衛生研究所 薬理部

16:55-17:00 閉会挨拶
長野 哲雄
日本学術会議 薬学委員会 生物系薬学分科会
日本生命科学アカデミー 会長
東京大学創薬機構